「Prototypo」は、オープンソースのオンラインフォントエディター。アプリをダウンロードする必要はなく、サイトにアクセスするだけでいつでも利用可能だ。このたび資金調達プラットフォームKickstarterで、目標額1万2千ポンドを大幅に上回り、3万4千ポンドの投資資金を集めた。例えユーザーにデザインの知識がなくても、このツールを使えばオリジナルのフォントが作成できる。
いろいろな字体から選択して、文字の縦、横の長さを調整したり、太さを変えたり、斜めにしたりできるだけでなく、1つ1つの文字にクローズアップして、文字の一部分の角度を微調整する……なんてことまでできてしまう。
「Prototypo」の特徴は、文字の編集にスライダーバーを使う点。文字幅を広げたり、字間を縮めたり、あるいは1つの文字だけ大きさを変更したり……といったことが、視覚的にわかりやすく、誰でも簡単に操作できる。
趣味で使う人からプロまで、幅広い人が使用できるよう、20を超えるパラメーターで調整が可能になっている。作成された文字はSVG形式で出力され、他のフォントツールFontForgeなどで使用することもできるという。
「Prototypo」は年間9~12ポンドで利用できる課金形態を検討している。難しい知識は不要で、とにかく誰でも簡単にオリジナルのフォントが作れるのは、大きな魅力だろう。
Prototypo