香りも、銘柄も、実にさまざま。悩むことなく選びたい、とジレンマを感じている人も多いはず。
そんなユーザーニーズを満たす新サービスが、コーヒー定期お届けサービス「カッピングテーブル」である。
テクノロジーと専門家の経験を組み合わせ、あなた好みのコーヒーを提案してくれるという。
その仕組みは、どのようなものなのか?サービスの詳細について、カフェイネイト 広報・ブランディング部、桐生杏美氏にお話を伺った。
Q1、「カッピングテーブル」の流れについて、具体的に教えてください。
カッピングテーブルは、
1.注文(クレジットカードでの定期決済)
2.コーヒー選定
3.お届け
4.アンケート回答
5.ユーザー趣向分析
6.コーヒー選定
7.お届け
というサイクルで提供されます。2~6が1サイクルで、月に一度、お客様のもとへ、コーヒーがお届けされます。上記のうち1、4のみがお客様に行っていただくアクションです。
お客様には、届いたコーヒーに対して、2~3問程度の簡単な質問に答えていただき、その回答結果から、それぞれの趣向を分析します。
大切にしているのは、弊社がミッションとして掲げる「コーヒーをもっとカンタンに!」の実現です。お客様には、できるかぎり、コーヒーについて悩むことなく、好みにピンポイントでマッチする商品を、お届けすることに注力しています。
Q2、本サービスとテクノロジーは、どのように関わっているのでしょうか?
先ほど述べたとおり、本サービスは、たくさんのお客様からの回答結果を統計処理し、分析することで、最適なコーヒーの選定を行うことを可能としています。
ビッグデータとまでは言いませんが、データ量がサービスの質につながるという意味では、共通しているかもしれません。
飲み物という感覚的なものに対する、データでのアプローチを、意味あるものにするためには、「専門家によるコーヒーの味の数値化」と、「データ分析による個々人の趣向にマッチしたコーヒーの選定」が高いレベルでできることが重要となります。
この点については、現在も陣容を拡大中で、より精度を高めていこうとしているところです。
Q3、こちらで言う「専門家」とは、どういう方なのでしょうか?
専門家の役割は主に、
1.良質なコーヒーの目利き・仕入れ
2.素材を活かした焙煎
3.コーヒーの味などの数値化
の3点です。これらを、弊社代表とパートナーとで、分担して行っております。
弊社代表は、2005年からシアトルにルーツを持つZOKAというカフェで、バリスタとしてのキャリアをスタートさせ、コーヒービジネスに携わってきました。
また、証券会社や、戦略コンサルティングファームでの経験も有しています。特に戦略コンサルティングファームでは、データ分析に関する新規事業開発などを経験しており、今回のカッピングテーブルにも、それが活かされております。
Q3、今後の展開について、お聞かせください。
まずは、データを蓄積することで、提案精度を高めることを優先しますが、その後は、商品のバリエーションを増やす予定です。
現時点では詳細はお伝え出来ませんが、コンセプトである「コーヒーをもっとカンタンに!」の通り、ユーザーのコーヒー体験を、もっとカンタン、かつ素晴らしくするためのサービスを企画しています。
本サービスを利用すれば、テイスティングをくり返して、カフェをさまよう必要もなさそう。自分の好みにぴったり合ったコーヒーで、香り高いブレイクタイムを手に入れよう。
カッピングテーブル