「空飛ぶクルマ」の認知度を検証
そもそも「空飛ぶクルマ」とは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機(eVTOL)」と呼ばれ、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されています。今回の5社の共同事業では、生活者モニターを対象にドローンによる海上飛行実証、空飛ぶクルマのコンセプト機体の展示、空飛ぶクルマ周辺技術(ポート建設、充電・エネルギー関連等)の展示及びアンケート調査を実施。SkyDriveの担当者は「空飛ぶクルマの認知度ならびに社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証してまいります」と話しています。
5社それぞれが強みを活かす
5社の役割分担はどのようになっているのでしょうか。SkyDriveはドローン手配及び海上飛行のオペレーションや、空飛ぶクルマ展示機体の手配・関連する調査内容を作成。大林組が空飛ぶクルマポートのイメージ展示及び調査内容作成・物流ドローンによる建設物流を紹介。関西電力は、ドローン海上飛行を通じてのバッテリー消費量の分析・最適な充電方法の検討と、関連する調査内容の作成を担当。近鉄グループホールディングスは大阪ベイエリアにおける空飛ぶクルマのサービスモデル検討・周辺施設(海遊館)との連携に関して検討。そして、東京海上日動火災保険は、大阪エリアにおける社会受容性調査の全体設計・取り纏め・空飛ぶクルマの保険の設計及び開発に向けた検討を行います。
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(文・Takeuchi)