ここで課題となるのが宿泊フロアのセキュリティ。それを解決すべく、このたび株式会社構造計画研究所が提供する入退室管理システム「TOBIRA」を国内で初めてエレベーター制御システムとして導入します。
「ホテル・ザ・博多テラス」でのチェックインフロー
リクリエの無人ホテルは、自社開発のチェックインシステム「Tabiq(タビック)」を活用し、フロント業務の効率化・省人化を実現。「スタッフの目を気にすることなくくつろげる」「非対面なので安心」など利用満足度の向上も図っています。「ホテル・ザ・博多テラス」でも「Tabiq」を導入していますが、オープンなエントランス設計により「無人」であることがセキュリティへのリスクを高めるという懸念もあるようです。そこで、宿泊フロアの安全性を高めるべく、「TOBIRA」をエレベーター制御システムとして導入、「Tabiq」との連携を実現しました。
宿泊客は、「Tabiq」でチェックインを完了するとエレベータを呼び出すための暗証番号と客室用の暗証番号を提供されます。その後、エレベータ横に設置されたパネルに暗証番号を入力してエレベータを呼び出し、自身の客室フロアまで移動。同ホテルの客室には、「TOBIRA」と連動するスマートロック「RemoteLOCK」が採用されているため、チェックイン時に受け取った暗証番号で入室することができます。
「Tabiq」・「TOBIRA」・「RemoteLOCK」
リクリエの無人ホテルで活用されている「Tabiq」は、iPadを使用するSaaS型チェックインシステム。カメラ機能によるパスポート情報の確認・取得、署名の取得、対面チェックインの代行を目的としたビデオ通話などの機能を搭載し、自治体の条例に合わせてカスタマイズ可能です。また、日本語・英語・韓国語・中国語の4ヶ国語に対応していることや、事前チェックイン、顔認証チェックインができることなどもポイントでしょう。
今回導入された「TOBIRA」は、「RemoteLOCK」のシリーズ製品で、既存の電気錠、自動ドア、ゲート、エレベータなどさまざまな扉の遠隔施錠・解錠、インターネット上での暗証番号管理ができるコントロールシステムです。マンションやオフィス、ホテルなどの共用エントランスや、「RemoteLOCK」を設置した個室をクラウド上で総合管理します。
「RemoteLOCK」は、クラウドシステムで利用者ごとに異なる有効期限つき暗証番号キーを管理・発行することが可能で、遠隔地・複数拠点のさまざまなドアをひとつのシステムで一元管理できるスマートロック。アプリ不要のテンキー式という手軽さもあってか、全世界累計販売数5万台を誇り、日本で唯一AirbnbとAPI連携しています。
PR TIMES
(文・Higuchi)