職場の人間関係が原因で退職してしまう人の多い昨今、転職後の上司を選べる場所が誕生しました。業務内容のみならず、人間関係でのミスマッチも取り払えるような心理的にクリーンな転職を目指します。
人材業界初。「誰と働くか」で決める転職
各企業の求人ページには、社長や人事による会社紹介や、マネジメント層による部署紹介が掲載されており、動画や記事でその会社の特色や雰囲気を掴むことができます。これに対して求職者は、転職後の自分の上司に当たる社員を動画で確認し、その人に向かって直接オファーすることが可能。「未来の上司にオファーが出せる」という人材業界初の試みです。いわゆる「上司ガチャ」に失敗しない仕事探しの場が提供されるとのこと。
一方で企業側は人事、マネジメント層いずれからも採用オファーを出すことができる仕組み。エージェントを介することなく、お互い直接コミュニケーションをとることで、ミスマッチの少ない転職プラットフォームを目指します。
企業側にも魅力。採用側のコストも約80%減
同社は、日本の採用コストの高さを問題視しています。たとえば年収600万円の人材を1名採用した場合の企業が負担するコストは平均約150万円。優秀な人材を確保するため、企業側が多くの予算を投じているのです。特にベンチャー企業などは採用に四苦八苦するケースがほとんどで、資本力のある大きな企業であっても、ミスマッチによる離職は大きな損失となります。「DEFASTA」では成功報酬30万円でサービスを提供。なお求職者側には無料のフリープランと、月額3980円のプレミアムプランの2種類のプランが用意されています。
転職について回る心理的コストと、採用側が負担する予算的コストの双方を削減できるプラットフォームと言えるでしょう。
部署や業務内容だけではなく、「誰と一緒に働くか」を決めるというこの新たなサービス。人材業界の新たな幕開けとなるかもしれません。
PR TIMES
(文・川合裕之)