リアルな接客現場をデジタル化
昨年から続く新型コロナウィルスの影響により、レストランや小売店といったリアル店舗型のサービス業をとりまく状況はより複雑になりました。外出制限により来店数が減った店舗も多い一方で、例えばカーディーラーの売上は過去最高クラスの成績を叩き出し、来店ニーズが絶えることはなかったようです。cocoの担当者は「特に、密を避けるためにどうしても対応顧客数を絞らざるを得ない状況下では、お客様一人あたりの購買単価やリピート率の向上が重要になります。つまり、一人ひとりの顧客により強く向き合い、来店体験をより良くすることが求められる」と話しています。
この課題を解決するために同社は、来店時の接客現場スタッフが活用できる、圧倒的にシンプルな業務アプリケーション「coco」を開発。リアルな接客現場の業務をデジタル化し、効率的に顧客の声などの接客現場に埋もれていたデータを拾い上げることで、接客現場DXを実現しています。
具体的には、紙を利用して行われていた顧客アンケートのデジタル化による業務効率化や、電話でやり取りしていた顧客とのコミュニケーションをテキストチャットに切り替えます。
さらなるアップデートを推進
そして今回、株式会社cocoは総額約2.4億円の第三者割当増資による資金調達を実施。引受先はZ Venture Capitalをはじめとし、マネックスベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、basepartners、Headline、みんなのマーケット株式会社、有安伸宏氏、笠原健治氏、吉田浩一郎氏、今泉卓也氏、堅田航平氏、田村航弥氏など。同社担当者は「今回調達した資金を活用し、cocoのセールス体制の強化、及びプロダクトのさらなるアップデートを進め、店舗のスタッフ様が、よりリッチで洗練された体験を顧客に対して提供できるようなプラットホーム作りを目指します」と話しています。
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(文・Takeuchi)