もっとスムーズにしてほしい、というのは誰でも願うところだ。そんな要望に応えるべく、満を持して発表されたサービスが、パナソニック ヘルスケアの「ヘルスケア手帳」である。
通常、調剤薬局で薬を頼む場合、薬局に行って処方箋を渡し、服用履歴やアレルギー歴、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用意向などを伝える。
その後、薬を受け取るまで薬局で待つというのが一連の流れだが、それが利用頻度の高い高齢者や小さな子ども連れの患者にとって、大きなストレスとなっている。
本サービスでは、そうした一連の流れを、一括で実行。処方箋発行に必要な撮影、送付から、受付、調剤完了の確認まで、すべての作業を、無料のスマートフォンアプリが引き受けてくれる。
患者が薬局へ出向くのは、調剤完了時のみ。ロビーで憂鬱な時を過ごす必要はない。「ヘルスケア手帳」によって、ストレスの軽減と、時間の有効利用が可能となる。
喜ぶのは患者だけではない。薬局はこのサービスを導入することで、離れた医療機関からの新規処方箋獲得など、事業の可能性が広がるうえ、営業時間外の処方箋受信により、薬剤師の業務ピークシフトができる。
また、FAXやメール受付ではできない、服用履歴などの確認も、Webブラウザで事前にできるため、確実な調剤業務が行える。
本サービスは、薬局側にとっても、大きなメリットとなるのだ。
「ヘルスケア手帳」導入にあたって、パナソニック ヘルスケアでは昨年度、総合メディカルの一部の店舗で、実証実験を実施。本年度中に、同社の約500店舗(グループ会社含む)へ導入。他薬局への拡大も、進めていくという。
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