いわゆる「法律のウィキペディア」とでもいうべき性質を持っており、法令、規則、判例のほか、白書や記事など、さまざまな法律に関するトピックスについて、なんと無料(料金が発生する可能性もあり)で、アクセスして調べることができるのだ。
この「Jurify」は、専門的な内容に偏りすぎず、かつ高い利用料金を支払わなくてもすむため、法律関係者はもとより、一般利用者にも開かれたコンテンツになっているのが、既存の競合サービスとの大きな違いといえる。サイト内のコンテンツ整備やブラッシュアップには、法律の専門家たちの協力が欠かせないが、基本的には、情報提供者である法律家たちのボランティアで成り立っているコンテンツであるため、お金による報酬は発生しない。ただ、まだ実績が乏しい駆け出しの弁護士たちにとっては、このサイトのコンテンツに貢献することで、自分の名前とキャリアをアピールすることができ、新たな顧客を見つける機会の場として、活用できるというメリットがある。
「Jurify」では、Baker & McKenzieなど、信頼ある有名弁護士事務所にも連携を呼びかけており、今後、情報の信頼性の向上やコンテンツのさらなる充実が期待される。
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