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公共トイレのイメージが変わる?「Hi Toilet – 手をつかわないトイレ」

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撮影:永禮賢 提供:日本財団

みなさんは、公共トイレと聞くと、どのようなイメージをするでしょうか?「暗い」「汚い」「臭い」「怖い」といった理由で、できる限り使いたくないという人も少なくないかもしれません。

そんなイメージを覆す、快適で個性豊かなデザインのトイレを紹介します。

全ての動作を声で指示!手をつかわないトイレ

今回紹介するのは、七号通り公園(東京都渋谷区幡ヶ谷2-53-5)に設置され、8月12日(木)に供用(一般利用)が開始された公共トイレ。デザインしたのは、株式会社TBWA HAKUHODOのチーフクリエイティブオフィサーである佐藤カズー氏です。

佐藤氏とTBWA HAKUHODO Disruption Labチームがデザインしたこのトイレは、トイレ内の全ての行動を音声で行うボイスコマンド式のトイレ「Hi Toilet - 手をつかわないトイレ」。ドアの開閉から便器の操作、音楽をかけるなど、全ての動作を声で指示します。非接触もここまできたか!と感じる人も多いでしょう。

撮影:永禮賢 提供:日本財団

また、パッと目を引く最大4メートルの天井高の真っ白な球形の建物は、空気の流れを制御し、においが滞留しないための形でもあるのだそう。自然給気と機械排気を組み合わせた24時間換気システムが導入されていて、いつでも快適に利用できそうです。

撮影:永禮賢 提供:日本財団

多様性を受け入れる社会の実現を! 『THE TOKYO TOILET』

佐藤氏は、日本財団が主催する『THE TOKYO TOILET』プロジェクトに参加し、今回のトイレをデザイン。このプロジェクトは、渋谷区内17カ所のトイレを、性別、年齢、障害を問わず誰もが快適に利用できる公共トイレに生まれ変わらせ、多様性を受け入れる社会の実現を目指すものです。

渋谷区の全面協力のもと、国内外の16人のクリエイターが本プロジェクトに参画。それぞれが個性豊かなデザイン・クリエイティブの力で、トイレ、ひいては新しい社会のあり方を提案しています。ちなみに、今回オープンした七号通り公園トイレは12カ所目として設置されたものです。

TwitterやInstagramで「#THETOKYOTOILET」で検索すると、今回紹介したトイレを含め、他のクリエイターがデザインした公共トイレを見ることができるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。今までの公共トイレに対するイメージが覆されるはずです。

PR TIMES

(文・和泉ゆかり)

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