新テーマ「ポストリアリティとノーノーマル」
今回は、過去のアワードのテーマであった「DESIGN YOUR ULTRA EXPERIENCE」を刷新し、新たに「ポストリアリティとノーノーマル」というテーマのもと「STYLY」を使って制作・公開された作品を募集中。パンデミックを契機に更新され続けるリアリティを問い、XRでアート・エンターテイメント・コミュニケーションに新たな座標軸を現出させることをお題としています。前回に続き審査員長を務める宇川直宏氏は「既存のリアリティから逸脱し、現実との違和感を表現する繊細で柔軟な"想像"力、 また、主題的、時間的、空間的に現実を超越する"創造"力を評価したい」とコメント。その他、審査員にゾーイ・ブローチ氏(英国)、ルー・ヤン氏(中国)など世界で活躍するデザイナーやアーティストなどが決定していて、その中にアジア初のバーチャルヒューマン「imma」も名を連ねています。
11月1日の日本時間正午までエントリーを受け付け、11月下旬にファイナリスト約25作品を選出する一次審査の結果を発表、2022年1月に最終審査結果発表と授賞式を行う予定です。なおプライズとしては、グランプリに相当するGOLD 、準グランプリのSILVERの他、PARCO PrizeやSUPER DOMMUNE Prizeなどのスポンサープライズが用意されています。
過去の取り組み
「NEWVIEW」の代表的な取り組みのひとつと言える同アワードの目的は、次世代アーティスト・クリエイターの発掘・発信。前回からVRにくわえARコンテンツも対象としたことで参加者および応募作品の幅が大きく広がりました。過去3回の開催で世界15ヶ国から622作品がエントリーされ、現在XRシーンで活躍する才能を見出しています。また、「NEWVIEW AWARDS 2019」でPARCO Prizeを受賞した作品が、1周年を迎えた渋谷PARCOにて展示されるなど、作品の露出を促すのもひとつの特徴です。
同アワードは、「NEWVIEW」の取り組みの一環であるPsychic VR Lab主催の「NEWVIEW SCHOOL」とも連携。同スクールは、次世代アーティストの発掘・育成のためのプログラムであり、2021年度は日本に先立ちロンドン校を4月にオープンしました。また、7月には台湾後も開講しています。過去の同スクールの受講生は「NEWVIEW AWARD」への作品応募を目標に、XRを総合芸術として学んだようです。
PR TIMES
(文・Higuchi)