ロボット技術を持つ二社
「ugo」は、2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能で、従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つハイブリッド機能が特徴です。2021年より「ugo」は警備ソリューションとして商用化が開始されました。警備立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、コスト削減や、人と人との接触機会を減らし感染症などへの感染リスクを低減。
一方で、アスラテック社の「V-Sido」はどのようなシステムなのでしょうか。 ロボット制御システムである「V-Sido」は、リアルタイムにロボットを動かすことができ、急な衝撃を受けたときや不安定な足場でも倒れにくい安定性を備えています。
形状や大きさ、アクチュエーターの種類などを問わず、さまざまなロボットに適用できるほか、いろいろなデバイス(インターフェース)からロボットを動かすことができるなど、汎用性の高さも特長です。
ドリンクカップをつかめる
今回の実証実験は、ユーゴー社とアスラテック社の技術を生かした新しいロボットサービスの実現性などを検討することを目的としたもの。オペレーターが「V-Sido」を利用したマスタースレーブ構成で「ugo」のアームを操作することで、ドアのレバーを動かしてドアを開閉したり、ドリンクカップの把持やサーブをしたりする検証などを実施しました。ユーゴー社の担当者は「V-Sidoを実装することにより、ロボットにとって複雑な作業が必要な場合においても、ugoのアームを用いた高度な動作が可能になり、より幅広い業務に取り組むことが可能になります。ユーゴーとアスラテックは、それぞれが保有する技術や知見を生かし、ロボットを活用したい顧客のために共に協力していきます」と話しています。
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(文・Takeuchi)