もちろん、新参入するからには新味がある。まず、写真シェアを想定したつくりになっていることだ。多くのメッセージアプリの場合、高解像度の写真は送信時に縮小しなければならないが、BeamItはすべての写真をフル画質で扱える。
■スワイプするだけで写真一覧を表
また、「Photo Drawers」という機能では、メッセージの画面を横に指でスワイプするだけで写真一覧が閲覧・検索できる。一度に複数枚の写真を選んで共有することも可能だ。
いろんな人とのやりとりを頻繁にするユーザーにとって、アプリ内に用意されたFacebookの「いいね!」的なアイコンを使うと、送られてきた写真に感想をいちいちタイプするより素早く「気に入った」的な気持ちを伝えられる。
■送った写真・メッセージを削除可能
地味だが意外と便利そうなのが、送った写真やメッセージを削除できる機能。勢いで送ったものの冷静になってみると「送らなければよかった」ということはあるだろう。そうしたメッセージや写真を自身の端末で削除すると、相手の端末からも消える。
オフラインでも写真をアップロードしたりコメントしたりの作業ができ、オンラインになったときにシンクするようになっているのも使えるだろう。CEOのSoujanya Bhumkar氏によると、これはデータコストに敏感なユーザーが多いマーケットに配慮したものという。もちろん、海外でデータローミングをしない旅行者にも便利だ。
家族や親しい友達とメッセージで写真を共有したいという人向けのこのアプリ、現在はiOSのみの展開だが間もなくAndroidとデスクトップでも使えるようになる見込み。
BeamIt