最短当日の受け取りも可能
同実験で取り扱う医薬品は、オンライン服薬指導後の処方箋医薬品と第1類医薬品を含む一般用医薬品の2種類。対象店舗は、浜松町ビル店やThinkPark店、大鳥神社前店、恵比寿ガーデンプレイス店など、港区・品川区・目黒区・渋谷区・中野区・豊島区にある8店舗です。店内に受取BOXとしてKeeyls株式会社が運営する「KEY STATION」を設置し、ユーザーのプライバシー保護や非対面・非接触での受け取りを実現します。ユーザーは、LINEで「ミナカラ薬局〜処方箋受付〜」を友だち登録して服薬指導予約後に受診し、オンライン服薬指導を受けてから受け取り店舗を選択するという流れ。16:00までに受付を完了した医薬品は最短当日の配送・受け取りが可能です。なお、医薬品配送はセイノーホールディングス株式会社のグループ会社が提供する医薬品・検体の即時配送サービス「ARUU」を活用します。
同実験を通じ、「ファミマシー」がユーザーの医薬品入手に関する課題解決にどの程度貢献するかを検証していくとのことです。
「ミナカラ」とは?
「ミナカラ」は、薬剤師への無料チャット相談機能などを備え、ユーザーに正しい知識とともに医薬品を提供するオンライン薬局。ネット決済や購入後の服薬管理なども大きな特徴です。2020年11月より「医薬品のプライベートブランド企画開発プロジェクト」を正式に開始。「調査・探索」「商品化」「改良」という3つのフェーズを設け、薬剤師8名のチームが医薬品製造メーカーと共同でPB医薬品の企画・開発を行ってきました。現在、ドライアイや肌荒れ、のどの炎症による痛み・はれなどに効果があるとされるPB医薬品を10種類以上展開しています。
2021年5月からは、薬局に行かず病院で処方された医薬品を受け取れるオンライン服薬指導を開始。ユーザーがLINEやメールで処方箋の画像を送信するだけで、電話やテレビ電話でのオンライン服薬指導の後に自宅に医薬品が届くという仕組みを構築しました。なお、オンライン診療とあわせて利用すると、処方箋は医療機関から「ミナカラ」にFAXで送信してもらうことができるので、画像送信の手間を省けるでしょう。
同社は「ミナカラ」の運営を通じ、薬局店舗などに出向くのが困難な方や多忙により出向けない方、服用する医薬品についてプライバシーへの配慮を必要とする方などの課題を確認してきたといいます。今回の実験は、医薬品の届け先にコンビニを選択できるようになったことが大きなポイント。
PR TIMES
(文・Higuchi)