そしてこのたび、同サービスを正式リリース。これを記念して、最先端のAIにより豊かな感情表現ができるAI音声合成「Averuni(アベルーニ)」を期間限定で無料公開しています。
自身のCoeFontでマネタイズも
「CoeFont CLOUD」では、15分(500円)の収録時間に指定の文章を読み上げるだけで、誰でも簡単に自然な発声のCoeFontを作成可能。従来は10時間以上の収録と50万円というコストがかかっていたことを考えると、とても手軽になったといえるでしょう。作成したCoeFontはクラウド上で公開でき、他ユーザーのCoeFontを使って音声作品を作ることも可能です。また、自身のCoeFontが誰かに利用された場合は、文字数に応じた収益が還元される仕組みとなっています。なお、APIでアプリやウェブサイトに組み込むことも可能です。
CoeFontを視聴してみました
現在、CoeFontを作成・公開しているユーザーの中には、気象予報士の森田正光さんやTOKYO FMパーソナリティの関口舞さん、VTuberのAI御丹宮くるみやコフィンなどの著名人も数多く含まれています。気になったCoeFontをクリックすると、お試し音声を視聴可能。なかには「セリフ」「ニュース」「小説」といった違う再生パターンがあるものもあります。特に、約2時間収録(1500円)の「ハイエンド」プランで作成されたCoeFontは、まるで人の音声のように高精度でした。
現在、AI音声合成「Averuni」の通常・喜怒哀楽パターンが無料公開中。「Averuni」は感情豊かで落ち着いた声ながらしっかりと喜怒哀楽を表現します。実際に聴いてみても喜怒哀楽の違いを感じ取ることができました。
「CoeFont STUDIO」も無料公開中
同社は、人間のようなAI音声合成が利用可能なWeb音声合成サービス「CoeFont STUDIO」を2021年4月にリリース。期間限定で無料公開ということでしたが、7月28日時点ではまだ無料で利用可能です。「CoeFont STUDIO」は、ユーザーが入力したテキストをAIボイスが読み上げるというサービス。深層学習により再現された合成音声のため、まるで人間の声のようなクオリティです。入力したテキストはすべてひらがなに変換され、その一音一音についてアクセントを調整することができるので、違和感のないイントネーションで再生できるのもポイントでしょう。ちなみに、30文字までならログインなしですぐに試すことができます。
読み上げてくれるAIボイスは、イラストレーター・凪白みと氏がキャラクターデザインを手がけた双子のAIボイス「アリアル」と「ミリアル」。芯の通った説得力のある声質の「アリアル」と、透き通った美しい声質の「ミリアル」はシーンによって使い分けられそうです。
今回「CoeFont CLOUD」に登場した「Averuni」も凪白みと氏によるデザイン。現在は「Averuni」のサンプルボイスを「CoeFont STUDIO」でも聴くことができます。
PR TIMES
(文・Higuchi)