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Tech 起業から約2年半、15歳の社長が率いる株式会社クリスタルロードの事業展開

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起業から約2年半、15歳の社長が率いる株式会社クリスタルロードの事業展開

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現在15歳の加藤路瑛氏が12歳のときに創業した株式会社クリスタルロード。起業時の年齢に驚いた人も少なくないでしょう。しかし、U-18専用のクラウドファンディングサービス「Crystalroad」を立ち上げたり、挑戦する個人をサポートする応援ファンディングサイト「Challenge Fun 」を開発したり、「感覚過敏研究所」を設立したりと、その若さゆえの発想と事業展開のスピード感にもまた驚きです。今回はそんな同社にフォーカスしてみましょう。

クラウドファンディング関連事業

同社は、2019年7月に18歳以下専用のクラウドファンディングサービス「Crystalroad」のβ版を公開しました。

これは、通常のクラウドファンディングにおける、18歳以下の実行者の知識不足や文章力不足などによる目標金額未達に着目して開発されたサービス。そのため、プロジェクトの相談から文章入力まで徹底したサポート体制を整えて開発されました。現在は、CAMPFIREの公式サポーターとして実行者の挑戦をサポートしています。

2019年12月にテスト運用を開始した「Challenge Fun 」は、挑戦資金を獲得するためのサポートを行うサービス。資金獲得サポートの方法は「スポンサーマッチング」や「スポンサー獲得のための営業」といった「スポンサー獲得」と、「クラウドファンディング実施のサポート」の2つです。なお、「スポンサー獲得」のサポートを受けられるのは18歳以下のみ。

「感覚過敏研究所」を強化へ

上記の2つの事業とは少し毛色の違う事業が2020年1月に設立した「感覚過敏研究所」。感覚過敏とは、病名ではなく症状で、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏で、日常生活に困難を感じるという状態をいいます。

同研究所では、「感覚過敏の啓蒙活動」「商品・サービスの企画・開発・販売」「感覚過敏の研究」という3軸で事業展開し、感覚の過敏さに悩みを持つあらゆる人を支援しています。具体的には、感覚過敏に悩む人やその家族などが集まる無料コミュニティー「かびんの森」の運営や、症状によりマスクが付けられない人に向けた飛沫対策グッズ「せんすマスク」、マスクが付けられないことを伝える意思表示マーク・カードなどを提供中です。

今後は、「感覚過敏研究所」の組織体制の強化、アパレル部門の立ち上げ、感覚に関する研究に注力していくとのこと。そしてそのために今回、複数名の個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、1,700万円の資金調達を完了しています。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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