AI校正と相互レビュー
「Shodo」の機能で最も注目したいのがAIによる校正。執筆した文章に対し、「AIによる校正」と「ルールによる校正」が実行されます。「AIによる校正」では、「BERT」と呼ばれる最新の機械学習技術を利用し、漢字の変換ミスやタイプミス、不自然な日本語の改善を提案。一方「ルールによる校正」では、「ら抜き言葉」や連続する助詞の指摘、ですます・だであるの統一などを行います。なお、ルールはチーム内で自動共有されるため、記事を書くだけで自動的にルールに従った校正チェックが適応されるという仕組みです。
完成した記事は、サービス内で相互レビューが可能。記事にそのままレビューコメントをつけたり、それに返信したり、「いいね」をつけたりもできます。また、メールやチャットへの通知機能や解決していないレビューがあることを知らせてくれるアラート機能も便利そうです。
ワンクリック投稿やステータス管理も
同サービスは、複数の記事のステータス・期限を一元管理できる機能も実装。記事のステータスは「アイディア」「執筆」「レビュー中」「レビューOK」「完了」の5段階に分けられて管理されます。もちろん、ステータスごとにレビューの依頼や差し戻しも可能です。執筆に関わる細かなTodoや記事の期限、執筆後にやるべきことも記事ごとにチェックリストが作成され、期限についてはメールやチャットへ通知することができるので、書き忘れや作業漏れなどを防げるでしょう。
他にも、SEO対策や読みやすさの推敲に活用できる文中の単語の出現率を分析する機能や「ライター」「レビュアー」といった役割を社内外のアカウント問わず設定できる管理機能などもポイントです。
書き上がった原稿は、クリックひとつでWordPress.orgやはてなブログなどの外部サイトへ連携可能。執筆から投稿まで、記事の管理を効率化してくれるため「読者目線」や「記事の信ぴょう性」などを重視した執筆活動ができそうです。
料金プラン
β版は無料で利用できましたが、正式版では無料プランを含む3つのプランが設定されています。まずは3名以内で利用できる無料の「ベーシックプラン」。記事の執筆・相互レビューとコメント、ステータス管理などの機能を使うことができるプランです(AI校正は含まれません)。次に、3名以内の利用を想定した個人・小規模チーム向けの「プレミアムプラン」。ベーシックの全機能に加え、AI校正や文章分析、WordPress・ブログ連携、メールサポート対応などを利用でき、月額1,000円で利用可能です。
そして、99名まで利用可能な「ビジネスプラン」。これはプレミアムの全機能に加え、プロジェクトごとの権限管理や校正ルールの共有、Slackへの通知、優先サポート対応などを利用できます。このプランは1ユーザーごとに月額2,000円が必要です。なお、「プレミアムプラン」と「ビジネスプラン」には30日間の無料期間があります。
PR TIMES
(文・Higuchi)