海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Tech バーチャル栄養アシスタントアプリ「Mealthy」による食事指導の実証事業

Tech

バーチャル栄養アシスタントアプリ「Mealthy」による食事指導の実証事業

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
凸版印刷株式会社は、公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto」を主催しています。同プログラムの2020年の第1期募集には100社を超えるスタートアップ企業からの応募があり、その中で2次選考を通過した5社のうちの1社が株式会社Mealthyです。

このたび凸版印刷は、Mealthyと同プログラムのパートナー企業である中国電力株式会社と共に、Mealthyが有するバーチャル栄養アシスタントアプリ「Mealthy」を活用した食事指導の実証事業を2021年9月1日より開始すると発表。これに伴い、中国電力の契約者を対象に参加者の募集を開始しました。

管理栄養士×AI

「Mealthy」は、毎食の画像をアップロードするだけで簡単に栄養指導を受けられるアプリ。アップされた食事画像はAIによる画像解析で正確に判別され、その内容をもとに管理栄養士がパーソナライズされた栄養指導を行います。

もともと「Mealthy」は、食事の管理にフォーカスしたダイエットアプリとしてリリースされ、個々の体型に合ったカロリー管理ができるメニューを検索できるようになっています。オリジナルのメニューデータは、レストランやコンビニなど主要チェーンの他、雑誌などで有名なお店を含む約10,000ブランドのメニューを有しているようです。

同実験の実施期間は、2021年9月1日~10月31日。検証を通じ、バーチャル栄養アシスタントを活用した食事指導によるヘルスケアサービスに対する意識変化・行動変容の効果を検証し、より効果的に食事指導が行えるサービスにアップデートしていくとのことです。

凸版印刷の「医療・ヘルスケア」

凸版印刷は、強みである印刷テクノロジーをベースに「情報コミュニケーション」「生活・産業」「エレクトロニクス」という3つの事業領域でさまざまな製品・サービスを展開しています。これまでTechable(テッカブル)でも、空間演出ブランド「expace」を採用したシェアスペース「GAKUYA」やバーチャルとリアルを融合した新しい働き方を支援するサービス「IoA Work」、くずし字解読支援システム「ふみのはゼミ」など同社の取り組みを複数紹介

その中でも今回のようなヘルスケア領域の取り組みは多くはありませんでした。しかし同社は「医療・ヘルスケア」領域として、「予防・健康増進」「介護・医療」「子育て」「社会保障」の4つの視点から、地域課題の解決を支援する事業を展開しています。

例えば、東京都中央区での受動喫煙防止対策事業や、北海道内59市町村を対象とした特定健診実施率向上対策事業、札幌市の中核的なスーパー「ホクノー」の店舗内への「健康ステーション」配置などがその一例です。

同社は、長年培ってきた商品の購買や店舗への送客促進、CRMのノウハウなどを活かした行動変容を促すコミュニケーション形成力や、強固なセキュリティ設備と運用体制、課題解決に向け企業・有識者をつなげるプロデュース力を注ぎ、今後も「医療・ヘルスケア」領域の事業を拡大させていくことでしょう。

PR TIMES

(文・Higuchi)

関連記事

Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

#関連キーワード


WHAT'S NEW

最新情報