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ドローンが運搬した荷物を地上で配送するロボットの試作機誕生!

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株式会社スマートロボティクスと株式会社ACCESSは、物流用ドローンのラストワンマイルを担う地上配送ロボット(UGV)の試作機を共同開発しました。

UGVの仕様

近年、ドローンを活用した物流の実証実験などが数多く実施されています。しかし、ドローンの着陸場所が限定的なため、そこから個人宅などへの配送の無人化が課題となっていました。

そこで両社は、物流用ドローンと連携し、ドローンポートから個人宅の玄関先などへの配送ができるUGVの試作機を共同開発。このUGVは、搭載したカメラ映像を確認しながら遠隔操作で走行可能です。598Whのバッテリーを搭載し、最大5kgの荷物を配送できます。また、収納可能な荷物保持アームと真空パッドによる吸着機能で荷物を大切に届けることができるようになっているようです。

スマートロボティクスとACCESS

同UGVを開発した両社について、簡単に紹介しておきましょう。

スマートロボティクスは、ロボティクスやICTなどの先端技術を活用し、さまざまな業界の自動化・省力化に貢献してきました。ドローンの機体などのハードウェアや多様なソフトウェアの開発に加え、ソフトとハードをつなぐ制御技術にも強みを持つ企業です。また、自社製品の開発にも注力し、センサーと画像認識技術を活用した「ミニトマト収穫ロボット」や、遠隔操作型の自走式ロボット「テレワークロボット」、殺菌灯搭載ロボット「SR-UVC」などを展開しています。

ACCESSは、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供するグローバル企業。直近では、2021年3月より株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)および株式会社エアロネクストと共に、レベル4(有人地帯での補助者なし目視外飛)に対応した物流用ドローン向けのソフトウェアの開発に着手しました。また、6月にはエアロネクストや株式会社吉野家らと共に、温かいランチをオンデマンドでドローン配送する実証実験を実施しています。

両社は、互いの技術とノウハウを組み合わせ、物流領域における産業用ドローンのラストワンマイルの課題解決および新規市場開拓を実現することで地域経済に貢献したいとのことです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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