最適な広告配信システム
「OiTr ads」は、利用者が個室の便座に座ったことをセンサーで感知し広告動画を配信。退室もしくは規定時間を経過すると広告動画は終了します。女性個室トイレというパーソナルな空間での広告は視認性が高く、高い到達率やターゲティング精度が期待できるようです。また、エリアや施設の業態、時間帯、広告の配信間隔などの細かい設定が可能な上、天気や気温などの外部データと連携することで最適な広告配信できるのもポイントでしょう。さらに、デジタルサイネージへの広告出稿を一元的に管理できるアドネットワークサービス「MONOLITHS」を活用することで、より自由度の高い広告配信が実現可能だといいます。
利用者は、無料のOiTrアプリをダウンロードし、ユーザー登録をしておけば、トイレ個室内で「OiTr ads」にスマートフォンを近づけるだけでディスペンサーから生理用ナプキンを取り出すことができるようです。
商業施設・自治体などで導入決定
同サービスは、2021年3月23日に三井ショッピングパーク ららぽーと富士見でのOiTr実証テストを完了し、8月より同施設の女性トイレ全個室に計141台を導入予定。三井不動産株式会社は、これを皮切りに他の施設への導入も進めていくようです。その他、東京都豊島区の区役所本庁舎・男女平等推進センター・としま区民センター、中野区役所の女性用個室トイレ、横浜市の市役所・アートフォーラムあざみ野・横浜市立大学にも8月より順次設置される見込み。今後は、ショッピングモール・オフィス・学校・公共施設などさまざまな個室トイレへの導入を進め、2021年中に1,000台の設置を目指すとのことです。
PR TIMES(オイテル株式会社)
PR TIMES(三井不動産株式会社)
(文・Higuchi)