資金調達にかかる時間が課題
ScientistPageが同サービスを開発するにいたった経緯とは、どのようなものだったのでしょうか。同社担当者によると、「スタートアップ起業家が自身の実現したい未来を追いかけていく中で、プロダクト/サービス開発と並んで障壁となるのが資金調達です」。企業が資金を調達するためには、多くの投資家と面談を行う必要がありますが、検索・お問い合わせ・アポイント取得・ピッチなどの各プロセスを投資家ごとに行うため、多くの時間を要するのが現実。これでは、起業家にとって一番大切な“プロダクト/サービスを作るための時間”が削られてしまう。
その一方で、投資家も、新規投資先を見つけるためのあらゆるタスクに日々追われています。
動画で「熱量」を伝える
この度リリースされた「GoToPitch」はこの課題の解決を目指します。登録制のクローズドな動画プラットフォームである「GoToPitch」は、起業家はピッチ動画を録画・公開し、投資家はその動画を簡単に視聴できるというもの。これまでスタートアップが資金調達に向けて投資家に初回の連絡を行う際、一般的にはテキストと資料添付がメインの伝達手段となっていました。しかし、「GoToPitch」では「動画」がメインの伝達手段。ScientistPageの担当者は「起業家のリアルな声や表情を通して、テキストだけでは伝わりきらない人柄や熱量をそのまま伝えることができます」と、同サービスのメリットを説きます。
さらに、独自のマッチング機能によりお互いのコミュニケーションコストも軽減。本プラットフォームは、日本のみならず、全世界の起業家・投資家(VC、CVC、エンジェル含む)を対象としています。
今後は、大学などの研究機関へも積極的に展開予定で、大学発ベンチャーの支援も強化。米国や中国と比較して大幅に出遅れているとされる日本のスタートアップ業界ですが、「GoToPitch」がその起爆剤となってくれることを期待しましょう。
PR TIMES
(文・Takeuchi)