自動運転車並みのテクノロジーによるスマートさを売りとしています。まずは米国と欧州で6月中に発売し、その他の国でも2021年下半期に展開するとしています。
1センチの物体を認識
サムスンはJet Bot AI+を今年初めに開催された家電見本市CES 2021で発表していて、今回満を持してのマーケット投入です。ロボット掃除機は他のメーカーからもすでに数多くの商品が発売されていますが、Jet Bot AI+の最大のセールスポイントは「賢さ」です。AI、3Dセンサー、LiDARを搭載し、周辺の物体や掃除エリアを認識しながら、着実にそして効率的に掃除します。
たとえば3Dセンサーではわずか1センチほどの小さい物体も認識するため、掃除のプロセスが物体を前にして止まるのでなく、物体をうまく避けることでスムーズに継続できます。
近づかないという判断も
またAIにより、掃除機がとらえた物体が何かを認識できます。家具やおもちゃと認識すればその近くもきっちり掃除し、磁器の花瓶であれば安全な距離を取ります。その他、ペットの糞やガラスのコップ、ケーブルなども認識して回避すべきものと分類します。そしてLiDARにより位置を正確に計算して掃除順路を最適化し、暗くなってから、あるいは家具の下など明るさが十分でない環境でも部屋を正確にスキャンできるとのことです。
その他、ユーザーは掃除して欲しくないエリアの設定や、掃除のスケジュール予約、遠隔からの操作も可能です。
日本での発売日や価格などは不明ですが、きっちりと掃除してくれるロボットが欲しいと考えている人は要チェックです。
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