以前、ランニングの状況を計測するスマートソックス「Sensoria」を紹介したが、ドイツのMoticon社では、スマートインソールの開発を手がけたという。特殊なセンサーを内蔵した超薄型でどんな靴にもフィットするインソールと、インソール内のセンサーが検出したデータを受信し、パソコンなどにデータを中継するUSB ANtスティック、およびデータ解析するソフトウェアBeakerで構成されている、「OpenGo science」というシステムだ。
このスマートインソールは、足にかかっている圧力状況や、動きのパターン、足の体温などさまざまなデータを計測する。ワイヤレスでスイッチなどもついておらず、完全に普通のインソールとして不自由なく使用できるようになっている。インソールカバーには、スポーツ用のAlcantaraと、レザーに似せた普段使い用のEurolineaの2つのバージョンを用意。
インソールが計測したデータはUSBを経由してパソコンに送信される。これらのデータはBeakerによって解析され、詳細を2Dまたは3Dのグラフィック化して視覚的にわかりやすく示してくれるのだ。
アスリートやスポーツ科学者たちにとっては、ケガの防止につなげたり、自身の悪いクセを認識し、パフォーマンスの改善につなげられる。また、足のケガや病気をわずらい、リハビリに取り組む患者たちの医療サポートツールとしての役目も期待されているという。
最近は健康増進や体力づくりに、ランニングを趣味でおこなっている人も多い。どうも自分はケガが多い……とお悩みのあなた、このインソールを導入してみては。
OpenGo science