認知症の早期発見に役立つBraineer
根治薬がなく、これまで「治らない病気」とされてきた認知症ですが、今、認知症領域の革新的なパラダイムシフトが起きると言われています。「治る病気」になろうとしているのです。先日も、米国食品医薬品局(FDA)によって、認知症の原因疾患の一つであるアルツハイマー病(AD)治療薬の承認が発表されました。同時に、今後は認知症の早期発見や正確な診断の重要性も増していくと予想されています。しかしながら、認知症は複雑な疾患であり、診断が難しく、医師の経験や主観が大きく影響するもの。Techableでは、これまで認知症リスクを早期にVRゴーグル判定する 「Brain100 studio」などの取り組みを紹介してきました。
今回紹介するBraineerは、脳形態に着目し、頭部MRIデータより脳の萎縮を定量・数値化することで診断に役立つ情報を提供。診断の支援をおこなう医療機器プログラムです。Braineerを利用することで、人間の目視では気づくことが難しい脳の状態や、認知症に関連する萎縮を簡便に評価できるように。発見の遅れを防ぐことが期待できます。
高齢化社会と認知症
今後、高齢化がますます進む社会で、認知症は多くの人にとって、より重要な課題になるはずです。Splinkは、「ブレインヘルスケアを世界の当たり前に」というミッションのもと、注力領域である認知症における医療機器プログラムの開発、提供を進めています。認知症の予防から診断まで一貫したソリューションをワンストップで提供する、同社の事業展開に今後も期待できるでしょう。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)