店名である「AZLM」は、「From A to Z , Live Marketing」の頭文字から取られ、あらゆる商品をライブでマーケティングできる未来型のカフェを意味しています。同社は、この第1号店を皮切りに直営やフランチャイズ展開などを視野に、2031年までに全国2,000店の出店を目指すとのことです。
最先端を体験できるカフェ
同店舗のテーマは「地方創生」。店内に設置した約300点のディスプレイスペースに地方特産品などを展示し、来店客はそれらの製品を見て、触って、試すことができます。また、気に入ったものは連動するECサイトを通じて購入することも可能。その他、Amazon Payによる完全キャッシュレス決済やAmazon Alexaによる音声注文、タブレットを使用したリモート接客やパーソナルロボットを利用した案内などリアルとデジタルが融合する新たな空間を創出します。カフェということで、スペシャリティコーヒーをはじめとしたオリジナルドリンクや軽食も販売予定。特に、国内トップクラスのバリスタが監修したスペシャリティコーヒーが99円(税込)、日本に20台あまりしか無いラ・マルゾッコ社の最新・最上級エスプレッソマシンを使ったオリジナルドリンクが111円(税込)などお得で上質なひとときも提供します。
マーケティングに役立つデータ分析も
同店舗のディスプレイスペースへの出展者「JOIN member」は、AZLM事務局の審査を経て月額33,000円(税込)で出展可能。月間歩行通行量約50万人を想定する渋谷地下街中央通り沿いで製品などをアピールすることができます。また、NTT東日本が提供するICT技術により、店内の人流や来店客の展示商品への興味関心度合いを示す行動データを匿名化した上で購買傾向を分析し、「JOIN member」へフィードバックする仕組みも構築。これにより「JOIN member」は、商品開発や販売戦略の立案などにこのデータを活用することができるというわけです。
NTT東日本は、同プロジェクトを通じ、地域特産品などのICTを活用した新しいマーケティング戦略を創出し、地方の生産者と都市の消費者を結ぶ新たな商流の開拓を目指したいとしています。
また、ヘッドウォータースは、リアル店舗とデジタルをつなぐコネクテッドストアのAIモデル構築において必要なフィジカルデータ(人流データ、手の動きや姿勢など購入に至る前の特徴量データ)を収集し、購買予測AIを確立することで、各商業空間が利用できる購入予測レコメンドと店舗省人化プラットフォームの展開を計画しているとのことです。
PR TIMES(コネクテッドコマース株式会社)
PR TIMES(株式会社ヘッドウォータース)
(文・Higuchi)