AI・5Gを活用した「cocobo」
これまでTechableでは、さまざまなセキュリティロボットたちを紹介してきました。今回開発された「cocobo」は、AI・5Gなどを活用し、常駐警備員の代わりに巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボット。コンセプトは、“公共空間との調和” “威厳と親しみやすさ”。中性的で凛としたデザインになっています。家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」など、多くの工業製品のコンセプト企画や開発を手掛けた znug design(ツナグ・デザイン)の根津孝太氏ならびに株式会社ロフトワークとの協働によるものです。
「cocobo」の主な特長は次の通り。
警備機能(自律走行、AI解析、防災センター連携)
定められた巡回ルートを自律走行。ルート上の歩行者や障害物は自動で避けて走行します。各種カメラの映像とセンサー情報をAI解析し、異常を検知した場合には防災センターと連携して対応。点検機能(多用途に活用できるアーム)
点検業務を行うためのアームを装着可能。例えば、ゴミ箱などの点検を行う際には、熱画像センサーやカメラを搭載したアタッチメントを、扉の施錠確認を行う際には、ハンド型アタッチメントを使用するなど、使い分けることができます。クラウド連携
建物内の監視カメラ映像や設備情報、施設や地域の情報などをクラウドを介して共有・連携可能です。平時・有事の安全確保から有用・快適情報の提供まで、幅広い用途に活用できます。ロボットがそばにいる暮らしが当たり前に
「cocobo」には、次のような意味が込められています。cocobo = いつもココにいるロボット = cognitive(認知)cooperation(協働)robot=認知と協働のロボット
お客様や社員に親しみを持ってもらえるようセコムが社内から公募したもので、社内外関係者の選考を経て選ばれたものだそう。
近年は、機能性はもちろんのこと、いかに人間に親しまれるかを重視したロボットがたくさん出ていますね。ロボットがそばにいる暮らしが当たり前になる社会も、そう遠くはないのかもしれません。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)