独自開発のモーターやプロペラ、センシングなどで緻密な飛行を可能にしつつ、フルサイズミラーレス一眼カメラαを搭載できる機種としては世界最小クラスを実現しました。機体を意のままに操りながら高画質の空撮ができるとうたっています。
強風でも安定飛行
Airpeak S1の主な特徴としてまず、運動性能が高いことが挙げられます。ペイロードなしでの最高速度は時速90キロ、最大傾斜角度55度などダイナミックな飛行が可能です。また最大秒速20メートルの耐風性能もあり、強風時にも安定飛行できます。そして飛行を安全で安定的なものにするためにカメラを機体5方向に配置し、カメラがとらえた情報を高速処理し、他のセンサー情報を併せて自己位置や姿勢、周囲の空間などをリアルタイムに認識するようになっています。
8K動画撮影対応のα1も
一方、撮影機能の方はというと、幅広いカメラやレンズを選択できるようになっています。フルサイズミラーレス一眼カメラαを含めαシステムから選択でき、8K動画撮影に対応するα1も搭載可能です。そうした高性能カメラがとらえた映像を地上側ではモバイルアプリ「Airpeak Flight」でリアルタイムに確認でき、必要に応じて機体やカメラを操作すれば思いのままの撮影となります。」
その他、機材管理や飛行プランの作成などができるウェブアプリ「Airpeak Base」も用意され、何度も同じ飛行を繰り返したり、タイムラインに沿って機体の位置や速度を設定して飛ばしたりといったことが可能で、映像撮影を強力にサポートします。
Airpeak S1は9月発売で価格はオープン。市場推定価格は税別100万円前後とのことです。
ソニーグループ
(文・Mizoguchi)