宇宙技術で地上問題の解決を目指す
「Gravity Challenge」は、宇宙技術や宇宙データを利用して産業、社会、環境問題を解決するグローバルなプログラム。審査が通るとアプローチしたい企業に提案できるようになり、合意を得られれば、Gravity Challengeから長期に渡るサポートを受けられます。つまり、宇宙ベンチャーと課題を抱えている大手企業をつなぐプログラムです。今回「Gravity Challenge」の審査を通過したことで、天地人は4社に次のような提案を行います。
・Rural Bank:オーストラリアの農民に気候管理ツールを提供したい
・Bx:土壌を保護し、荒廃した土地を再生したい
・AWS:衛星データを効果的に利用するためのAIアルゴリズムを開発したい
・Lufthansa Technik:次世代の飛行機内通信を開したい
提案には、地球観測衛星のデータを活用した独自開発の土地評価エンジン「天地人コンパス」を使用。農地の特徴やその変化を分析することで、その土地にあった作物や栽培方法を見つける支援、農業の環境負荷を衛星データとその他のデータを使ってモニタリングする支援などによる課題解決を期待できます。
過去にもTechableでは、「天地人コンパス」の活用事例を紹介。ぜひ読んでみてくださいね。『宇宙データで圃場を探し、IoT機器で水を管理する「宇宙ビッグデータ米」栽培へ』
宇宙データのメリットを最大限に活用
宇宙ビッグデータを活用し、まだ誰も気付いていない土地の価値を明らかにしていく天地人。JAXA STARTUPと認定されており、JAXA職員と農業IoT分野に精通している開発者が設立した企業です。同社は、Gravity Challengeへの参加、そして取り組みに邁進することで、世界に顧客を広げていきたいとしています。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)