そしてこのたび、高さ調整ができる2本のアームを搭載したモデルの「ugo」が大成株式会社のDX警備ソリューションに採用。これに伴い4つの機能を拡充しました。なお、大成が手掛けるDX警備ソリューションの情報プラットフォーム「T-Spider」では、2020年4月より「ugo TS」シリーズと高性能監視カメラやデジタルサイネージなどを連携させたサービスを提供しています。
Webアプリとノーコードコマンド
このたび拡充された機能のひとつが「ugo」を管理・操作するためのWebアプリ「ugo Portal(ユーゴー ポータル)」。ソフトウェアのインストールなしですぐに使えるのが特徴です。「ugo Portal」では、ログインしたオペレーターに対し、割り当てられた複数台の「ugo」の状態をロボット管理画面で一覧表示。「ugo」に搭載したカメラからの映像をリアルタイムに確認しつつキーボードや専用コントローラーで遠隔操作することができます。また、移動・アームモーション・顔ディスプレイ表示切替・音声発話などの動作をコマンドとして定義可能で、「ugo Portal」の操作画面からコマンドを選択・実行することで簡単に遠隔指示ができるようです。
これらのコマンドを、パラメータや実行順序を自由に変えて実行することで「ugo」の一連の動きを自動化するプロセスオートメーション環境「Flow(フロー)」もまた今回拡充された機能のひとつ。「ugo Portal」上のFlow設定画面でコマンドのブロックを直感的に並べるだけ、つまりノーコードで「ugo」を自動化できるようになっています。
フロア移動・レポート作成の自動化
さらに、「ugo」がエレベーターを操作してフロア移動する仕組み「UEOSU(ウエオス)」も追加されました。これにより、自動でボタン前に位置取り、セキュリティカードをかざし、オペレーターが「ugo Portal」か指示した任意のボタンを押し、エレベーター籠内を安全に自動で移動することができます。そして、巡回レポートを自動作成する「T-Spider連携」も追加。「ugo」は、巡回履歴や巡回経路上の警備チェックポイントで撮影した画像データをクラウド上にアップロードします。加えて「T-Spider」と連携することで、報告書のデジタル化・可視化・共有が可能となるようです。
PR TIMES
(文・Higuchi)