LiDARスキャナ搭載なら3D撮影も
同アプリは、写真撮影と同時に身長計測を行い、その記録をARで表示することが可能。過去の記録と現在の姿を並べて比較することで、写真からではわかりにくかった身長の伸び率を直感的に感じることができるでしょう。また、成長記録のデータは、同アプリを利用していない人へもWebARで共有できます。URLを共有するだけで子どもの成長した姿を届けられるので、離れて暮らす祖父母などにも送りやすいのではないでしょうか。ただし、β版での共有URLの有効期限は24時間です。
同アプリは、もともと3Dデータの撮影と身長計測を行う仕様でプロトタイプが開発されました。しかしこれでは、利用可能な端末がiPhone12 ProなどのLiDARスキャナ搭載端末に限定されてしまうということで、2Dの写真切り抜きによるARデータ生成を行う仕様に切り替えてβ版として提供。その後2021年3月に、β版でもLiDARスキャナ搭載iPhone向けの3D撮影機能をリリースしています。
アップデート内容
今回のアップデートで追加された機能は2つ。そのひとつが、過去の写真からARデータを生成できる機能です。これまでは、スマートフォンカメラでその場で撮影した写真をARデータとして生成・記録することしかできませんでしたが、同機能により、過去に撮影した写真の姿もARとして表示できるようになりました。ただし、過去の写真から身長を計測することはできないので、その時の身長は手動で入力する必要があります。なお、この機能は有料ですが、1週間の無料お試しもできるようです。
もうひとつが、同時に複数のARデータを配置する機能。これまでは、過去の姿のARと現在の姿を比べるのみでしたが、同機能により、複数の過去の記録と一緒にARでせいくらべができるようになりました。成長の著しい数ヶ月、数年間の成長の歩みを直感的に感じることができるでしょう。
今後は、子供の切り抜き精度の向上や共有URLの有効期限の延長、パスワード設定機能開発を試み、有料機能などを搭載した正式版をリリース予定とのことです。
PR TIMES
(文・Higuchi)