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SMITH & LOGISTICS、「荷物の大きさを自動で計測するシステム」の提供開始

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東大発AIベンチャーのTRUST SMITHグループ傘下のSMITH & LOGISTICS株式会社は、「荷物の大きさを自動で計測するシステム」の提供を開始しました。

物流現場の業務効率化とコスト削減

物流現場では荷姿の異なる荷物のサイズを正確に計測する必要があり、従来この作業は手作業で行われてきました。しかし、この作業には非効率性や採寸精度の低下といった課題がある上に、人材不足が年々深刻化する現場にとっては早急に改善したいプロセスのひとつだといいます。

そこで開発されたのが「荷物の大きさを自動で計測するシステム」。このシステムでは、センサーがアイテムの形を点群データとして読みとり、荷物の大きさを瞬時に自動計測することが可能です。

具体的な特徴は、取得した画像データを高速計算アルゴリズムで解析し、TRUST SMITHの強みである画像認識技術も活用することで、スピーディーかつ高精度な採寸を実現することでしょう。また、読み取った荷物の大きさのデータを導入企業の基幹システムで管理することができるのもポイント。さらに、同システムを導入する現場の光量やスペース、荷物の大きさや種類、量などに応じて読み取り場所の検討やカメラ台数の調整ができるようです。

スマートファクトリー実現のために

TRUST SMITH株式会社は、AI・数理アルゴリズム・ロボティクスを活用したソリューションの提供などを手がける企業。その事業のひとつにおいて「スマートファクトリーの実現」を目指しています。

これまで、障害物回避型アームアルゴリズムや自動搬送ロボット、自動搬送トラックなどさまざまな技術の開発に挑戦してきました。その中でも、2020年9月に発表された「ドライブレコーダー映像から個人情報を取り除くAI」で培った画像認識技術や、自動運転の研究開発で培った物体認識の技術は今回のシステムに応用されているといいます。

また、2020年9月より提供されている「ラベルの読み取り自動化システム」と、今回のシステムを組み合わせることで、より広範な荷物の自動読み取り・検修も可能となるようです。

このように、TRUST SMITHが有するさまざまな技術を活用し、スマートファクトリー化を推進する関連企業として設立された企業がSMITH & LOGISTICSの他に2社あります。それが、2020年8月設立の製造業でのスマートファクトリー化をサポートするSMITH & FACTORY株式会社、2021年1月に設立され自動運転によってスマートファクトリー化をサポートするSMITH &MOTORSです。ちなみに、SMITH & LOGISTICSは、2020年10月に運送業でのスマートファクトリー化を支援する企業として誕生しています。

これまでTechable(テッカブル)で取り上げてきたTRUST SMITH関連の記事はこちらからどうぞ。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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