本レポートは、2020年3月1日から2021年2月28日までの弊社内におけるデータに基づいており、416の対象のモバイルアプリにおける3,400億件のインプレッション、57億件のクリック、2億4,600万回のインストール、2億3,100万件の初回イベントなどが含まれています。
コロナ禍でモバイルゲーム支出が最高
Liftoff Mobileによると、「コロナ禍での可処分時間が増加したことにより、モバイルでの消費が大幅に増え、中でも、モバイルゲームは最も大きな成長」を見せました。利用時間が増えただけでなく、モバイルゲームへの支出も最高額を記録したようです(PCゲームの2.8倍、ゲーム機の3.1倍)。2020年は、モバイルゲームジャンルの中でも「Among Us」など多くのカジュアルゲームのタイトルがヒットし、トップチャートを独占。
AndroidのCPIが急増加
Androidでは、CPI(Cost Per install=獲得コスト)が急上昇。2020年3月の$0.92から2021年2月には$2.02となり、1年間で120%のコスト増となっています。 iOSのコストは$3.28から$4.82の47%増で、 iOSの方が依然として高コストではありますが、Androidではより急激な増加率となっています。「この急上昇は、IDFAの利用制限を前にAndroid に広告予算が寄せられるようになったことが要因と考えられます」と同社。Liftoff Mobileは「カジュアルゲームは大きな成長を見せるジャンルの1つではありますが、今後も継続的に利益を創出していくには、ユーザーの動向を把握するなど新たなひねりやiOS におけるATT(App Tracking Transparency)の変更への対応などがキーポイントとなる」と話しています。
まだ収束には時間がかかりそうなコロナ禍で、引き続きカジュアルゲームは注目のジャンルのひとつとなりそうです。
PR TIMES
LIFTOFF
(文・Takeuchi)