コンピューターエンジニアリングを学んでいる南アフリカの学生Nick Rout氏も、そのような不便を感じている1人。Rout氏はスマートフォンをポータブルのメインコンピューターとして、他デバイスにドッキングさせるシステム「Seed」を考案した。
このスマートフォンには、パワフルなプロセッサQualcomm Snapdragon 805、GPUにはAdreno 420、4GBのモバイルDRAM、128GBのフラッシュメモリを搭載。
ノートパソコンやデスクトップパソコン、タブレット、HDTVなどに設けられたドッキングステーションに、スマートフォンをはめ込んでドッキングさせる。このスマートフォンがコアのコンピューターとして機能し、他デバイスを統括するという仕組み。
おかげで、デバイスごとに異なるプラットフォームを起動させたり、デバイス間でデータを移動させたりする必要はなく、スマートフォンで一元管理できるようになる。
現在のところ、未だデザイン段階で、どのように製品化させるかは未定だが、このようなユニークなシステムがあれば、きっとデバイス間の敷居を低くしてくれることだろう。
Seed