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Tech 巨大映像と音楽で日本美術が蘇るデジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師」

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巨大映像と音楽で日本美術が蘇るデジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師」

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株式会社フジアールは、フジテレビジョン・BSフジ・ニッポン放送と共に、新感覚のデジタルアート展「『巨大映像で迫る五大絵師』− 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 −」 を、2021年7月16日~9月9日の全56日間、大手町三井ホールにて開催します。

巨大映像ならではの鑑賞体験

同展覧会では、葛飾北斎の『冨嶽三十六景』や歌川広重の『東海道五拾三次』、俵屋宗達と尾形光琳が描いた2つの『風神雷神図屏風』、伊藤若冲の代表作『仙人掌群鶏図』、『平家物語』『源氏物語』の金屏風など国宝および重要文化財を含む40以上の作品をラインナップ。2つの上映プログラムが毎日入れ替わるダブルプログラムで上映します。

メイン会場では、3面ワイド45mスクリーンに高輝度4Kプロジェクターを駆使したダイナミックな巨大映像空間に音楽を響かせるという演出で新感覚のアートエキシビションを展開。浮世絵の微細な凹凸などの技巧や原作和紙の繊維一本一本、金屏風や金襖絵の素材や表現の緻密な違いなども再現し、実物大ではわからない質感や細かい描写を楽しむことができます。なお、自由に写真撮影ができるフォトタイムを設けるとのことです。

上映作品の浮世絵は、復原画を制作を手がける株式会社アルステクネが開発した独自のDTIP(超高品位3次元質感記録処理技術)により、3Dデータとして組み上げられ、20億画素の超高精細デジタルリマスターで再現されました。また、金屏風や金襖絵は、最新デジタル撮影技術と多分割データ画像処理技術によって素材や表現の違いを再現し、圧巻の金世界を創り出すようです。

その他、見どころ満載

メイン会場の他、超高精細デジタル画像で作品の細密な部分を拡大表示し、ナレーション(英文字幕)で作品の魅力を伝える「解説シアター」や、『冨嶽三十六景』と『東海道五拾三次』のベストセレクション約60作品を大型モニター10数台で紹介する「Digital北斎×広重コーナー」なども見どころのひとつでしょう。

同展覧会のチケットは2021年5月21日12:00よりローソンチケット・チケットぴあ・イープラスにて販売されます。観覧料は、一般2,000円、大学生・専門学生1,500円、中学生・高校生1,000円で、満70歳以上・小学生以下・障がい者の方(添付者原則1名まで)は無料。なお、定員に空きがある場合に限り会場窓口にて当日チケットを販売するようです。

同展覧会の開幕に先がけ、アンバサダーを務める尾上松也さんも出演する作品解説動画シリーズ「尾上松也と日本美術講座」をYouTubeにて配信中。

同展監修の日本美術史家 小林忠氏をはじめ研究者の方々がさまざまな作品の鑑賞ポイントなどを解説しています。ちなみに、伊藤若冲『仙人掌群鶏図』の解説を見たところ、当時日本にはなかったとされる「ウチワサボテン」が両端に描かれていることや、複数の鶏が人間社会を模して描かれていることなどを初めて知りました。

「尾上松也と日本美術講座」シリーズはこちらから。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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