今回紹介する「RiviCamer」はポータブルのデスクトップデザインで、しかも5K解像度で素早くスキャンできます。
自動で仕上がり調整
最近はスマホなどでもスキャンできますが、スキャンしたい書類や書籍を広げてスマホを構えてピントを合わせ、その後仕上がりを微調整するというのはなかなか手間です。スキャンする頻度が高い人にとってはなかなかの負担となります。そこでポータブルスキャナーの出番です。RiviCamerは卓上ライトのようなデザインで、カメラを搭載しているアーム下にスキャンしたいものを広げてスキャンできます。解像度は5Kとかなり鮮明な仕上がりになります。
書籍などではユーザーがページをめくるとすぐさま自動スキャンするという使い方ができ、開発元によると1秒で最大3ページを取り込めるとのことです。これならボリュームのあるスキャン作業も素早く行えそうです。
しかも厚い本や雑誌を取り込むとなるとページが曲面を描きがちですが、RiviCamerは自動で仕上がりを平らにしたり、端を修正したりといった賢さも備えています。
OCR機能も搭載
加えてOCR機能も搭載しているので、スキャンしたものを編集可能なワードやエクセル、PDFなどのフォーマットに変換できるのも便利です。日本語を含む多くの言語に対応します。また、ビデオとして使えるのもRiviCamerの特徴で、マイクが4つビルトインされ、解像度は1080p。ディスコードやZoom、Google Meetなど多くのソフトをサポートし、そうしたサービスのビデオ電話で作品などを紹介するといったときに活用できそうです。
高さ320ミリ、重さはわずか1.2キロと持ち運びが十分可能なRiviCamerは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開しています。記事執筆時点の出資額は209ドル(約2万3000円)〜です。
すでに目標額は達成し、6月15日まで出資を受け付けたのち、8月にも発送が始まる見込みです。
RiviCamer/Kickstarter