先日、Apple社が家電メーカーを問わず連携させることができるHomeKitを発表したばかりだが、このほどKickstarterに登場したオランダのスタートアップによる「Homey」もスマート家電を一元的に、しかも音声でも操作できるという一歩進んだものだ。
従来であれば、スマート家電を操作するには、それぞれに専用アプリで操作するタイプがほとんどだった。しかし、Homeyではそうした家電が一元的に管理でき、外出先からの遠隔操作はもちろん、音声でコントロールもできるというスグレモノだ。
Homeyはリビングなどに置くハブとアプリのセットで、ハブそのものは直径11センチの球形をしている。BluetoothやWi-Fiに対応し、携帯端末や、テレビ、オーディオ、カーテン、照明、オーブンといったほとんどのスマート家電と連携する。
音声によるコマンドを認識するので、例えば「テレビが観たい」と話しかけるとテレビがつき、「寝る」と言うと照明が消えブラインドが下がるといった使用方法ができる。
もちろん、外出先からのコントロールも可能で、アプリで空調や照明、オーブンのオンオフなどを操作できる。Homeyのプラットフォームは公開されているので、今後他のデベロッパーによるアプリの開発も期待でき、用途はさらに広がりそうだ。
Kickstarterではすでに目標調達額10万ユーロを達成し、今なら229ユーロで一式を入手できる。キャペーンは6月27日まで。
Homey/Kickstarter