自動運転・スマートシティの実現に向けて
当基盤は複数の場所に設置されたイメージセンサのデータを統合することで「死角ゼロ」を実現。自動運転車や宅配ロボット、警備ドローンなどのさらなる性能向上や、イメージデータの新たな利用用途の創造を目的としています。AIへの学習データや、事故予測といった領域には、ブロックチェーンを使いリアルタイムにデータの正しさを担保することによって、改ざん耐性を持たせています。一般的にブロックチェーンは、リアルタイム処理を苦手としていますが、独自のアグリゲーション技術開発によって、最小限の遅延で改ざん耐性を持たせるよう取り組み中。
今後の社会実験では、エリアを増やしながら、データの利活用の検討から産業化へ向けて、産学共同での研究・開発を進めます。2023年3月までの産業化を目指し、基盤技術のいっそうの改善をしていく予定です。
どんどん進むスマートシティ化
近年耳にすることが多くなったスマートシティという言葉。内閣府はその定義を「ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域であり、Society 5.0の先行的な実現の場」としています。今回紹介した、ブロックチェーンを活用したLiDARネットワーク基盤は、スマートシティにおいて、住民に安心安全を提供するスマートモニタリングを実現する技術です。
コロナ禍により大きな変化を経験している私たちの生活様式や企業の経済活動。それに伴い、スマートシティ化に向けた動きも加速しているようです。
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(文・和泉ゆかり)