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MCSと電脳交通、「ボタンひとつでタクシーが呼べる」サービスを実現

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近年、タクシー配車アプリが普及していますが、スマートフォンなどの操作に不慣れな高齢者などにとって、電話でのタクシー依頼のほうが主流というのが現状のようです。この電話での配車依頼には、聞き間違えによるトラブルや配車受付を行うオペレーターの空き時間のコストといった課題があるといいます。

そんな中、モバイル・コマース・ソリューション株式会社(MCS)が提供する、ボタンひとつでタクシーが呼べるツール「タクシーダッシュボタン」と、株式会社電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「電脳交通」が連携を開始。タクシー利用者・事業者双方の利便性の向上などに期待されているようです。

「タクシーダッシュボタン」と「電脳交通」

「タクシーダッシュボタン」は、タクシー依頼ボタンを押すだけで、事前に登録した場所へタクシーを呼ぶことができるIoT機器。また、配車先だけでなく送迎先の登録も可能です。「タクシーダッシュボタン」からの依頼は、専用サイトやアプリ、自動配車システムで処理され、タクシー事業者へ届くという仕組みになっています。

一方、「電脳交通」は、常に最新のシステムを提供すべく月5回ペースでアップデートを実施する配車システム。効率的な配車業務を実現し、コスト削減につなげていきます。また、事業所ごとの自動日報作成機能や走行軌跡取得、着信や配車データの分析機能も実装し、売上増減の要因を特定するなど経営戦略に活用できるデータも提供できるようです。なお、2021年4月現在、32都道府県の事業者に導入されています。

そんな2つが連携すると……

そんな「タクシーダッシュボタン」と「電脳交通」が連携することで、「タクシーダッシュボタン」からの配車依頼が「電脳交通」の配車システム上にダイレクトに取り込まれ、オペレーターや自動配車機能によるシステム上での配車指示が可能となります。

利用者は、ボタンひとつで簡単に配車依頼でき、事業者はコスト負担と業務負荷を最小限に押さえた配車業務を行うことができるというメリットがセールスポイントとなるでしょう。利用者層としては、高齢者はもちろん、接客をしながらワンタッチでタクシーを呼べるということで病院や薬局、オフィスなども想定しているようです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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