そのラジコン遊びをさらに“現代風”にしたのが、スマートフォンでコントロールできるロボティックボール「Sphero 2.0」だ。専用アプリで自由自在に転がせるというもので、ガジェット好きの間でじわり人気が高まっている。
Spheroは直径7.3センチ、重さ178グラム。プラスティック製で一見何の変哲もないただのボール。だが、中に仕掛けがある。
専用アプリをダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットで遠隔操作できるようになっていて、スクリーンに表示されるコントローラーを指でなぞって好きなように動かせる。最大スピードは時速0.6キロ。
ただボールを動かすだけで何がそんなに楽しいのかと思う人もいるだろう。しかし、開発した米ニューメキシコ拠点のデベロッパー「Orbotix」のサイトで紹介されているビデオを観ると、実にいろんな使い方がある。
例えば、積み木などを所々に置いてその間を縫うようにボールを転がしてタイムを競ったり、ボールを使ってペットとじゃれあったりすることもできる。ジグザクや急カーブなど、かなり細かく動かせるのがポイントだ。
またゲームアプリが約30種用意されていて、アプリでの操作に連動してボールの色を変えたり(LEDを内蔵)、ボールを転がしながら写真を撮ったりすることもできる。
専用のスタンドでワイヤレス充電し、1回のフル充電で60分動く。価格は99ドルとなっている。おもちゃとしてはやや値が張るが、子どもから大人まで長く楽しめそうだ。
Sphero 2.0