AR技術に加えて「ポイント・アンド・ラーン」技術も試験導入
Amazon Salonでは、AR(拡張現実)技術を利用してバーチャル上で髪色のシミュレーションをしたり、それぞれの席に設置されたFireタブレットでエンタメコンテンツを楽しんだりできます。それだけではありません。同サロンは「ポイント・アンド・ラーン」技術を試験的に導入しており、利用客が棚の中で気になったヘアケア商品を指さすと、そのブランドムービーなどの関連コンテンツがディスプレイに表示されるそうです。
棚にはQRコードがあり、それを読み取ることによってAmazonのページを表示し、商品を購入できる仕組みになっています。
スタイリストチームによる本格的なサービス
Amazon Salonは、プロの美容業界を支援する目的でオープンします。そのため、どうしてもテクノロジーに目を奪われがちですが、提供されるサービス自体も本格的なものとなるようです。同サロンのスタイリストチームをまとめるエレナ・ラヴァーニ氏は、ロンドンで20年間にわたって高い評価を得ているヘアサロン「Neville Hair & Beauty Salon」のオーナー。同氏は、「このサロンでは伝統的な美容サービスとテクノロジーを組み合わせ、とてもユニークなサービスを提供します」と述べています。
Amazon SalonはまずAmazonの社員向けにサービスを開始し、数週間後にサービスの対象を一般客にも広げます。なお、残念ながら現時点で他店舗の展開予定はないとのことです。
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(文・早川あさひ)