フィンランドのスタートアップが開発した睡眠用イヤホン「QuietOn 3」。アクティブノイズキャンセリング(ANC)で静けさをもたらし、安眠へと誘導する。
逆の音波で騒音を打ち消す
商品名と同じ社名の同スタートアップにとって3世代目の睡眠用イヤホンとなる。QuietOn 3の特徴はまず、アクティブノイズキャンセリングで“騒音”を掻き消し、静けさを作り出すこと。耳に届く騒音をサンプル抽出し、それとは逆の周波を出して騒音を打ち消すというテクノロジーだ。
QuietOn 3では特に低周波の騒音をしっかりと排除するため、隣で寝ているパートナーのいびきに毎晩悩まされている人にはうってつけだろう。また、近所の騒音なども聞こえなくなるので、周囲が騒がしくて寝付けない、すぐに目が覚めるといったシーンでも役立つ。
オンオフは自動
また、QuietOn 3はこれまでのモデルよりも小型化が図られた。開発元はANCデバイスとしては世界最小とうたう。実際、マイクなども内蔵していないため通常のワイヤレスイヤホンよりもかなり小さく、装着した状態で横向きに寝ても邪魔になることはなさそうだ。使用方法は至ってシンプルで、使いたい時にケースから出して耳に装着するだけ。ボタンなどは一切なく、自動でANCがオンになる。そしてケースに戻すと自動で充電される仕組みとなっている。
ちなみにフル充電で28時間駆動し、一晩中装着しても途中でバッテリー切れになる心配はまずない。
眠りの悩みを抱えている人は少なくないようで、QuietOn 3はIndiegogoで目標額の5倍超の資金を集めていて、記事執筆時点の出資額は129ユーロ(約1万7000円)〜となっている。
出資は4月29日まで受け付け、5月にも発送が始まる予定だ。
QuietOn 3/Indiegogo