指向性スピーカー・マイクを搭載
視界に広がる仮想スクリーンにロマンを感じる人は多いが、それが必ずしも役に立つとは限らない。Vue Liteが搭載するのは極めて実用重視の機能だ。メインは、左右の柄に仕込まれた指向性スピーカー。「Vue Pro」のような骨伝導システムではなく、直接音を鳴らす方式なので、音の迫力に期待してはいけない。むしろ想定される場面は、移動中の通話や、周囲の環境に身を委ねながら音楽を聞きたい場合だろう。テンプルにはタッチコントローラーも含まれており、音楽再生、通話の応答ほか、音声アシスタントの起動もできる。
ファッショナブルなデザイン
眼鏡入れをスタイリッシュな充電ケースにするのも面白いが、Vue Liteは左右のテンプルにマグネット式の接点を設け、ここから直接充電する方法を採っている。1時間の充電で目安4時間の連続使用が可能で、待機時間は1日に及ぶという。テックのイメージが強いスマートグラスにおいて、ファッション性に優れたVue Liteのラインナップは奇抜に映るかもしれない。重さも約24gと軽く、普通の眼鏡として必要十分なスペックを備えている。
ラインナップはCygnus、Orion、Lyraの3種類。クラウドファンディングサービス「Kibidango」より応援購入が可能で、2021年6月3日まで支援を受け付けている。
PR TIMES
(文・九条ハル)