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Visaタッチ決済を導入した「天神・博多間1日フリーきっぷ」の実証実験

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ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社、三井住友カード株式会社、株式会社アクアビットスパイラルズ、QUADRAC株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社福岡銀行、GMOペイメントゲートウェイ株式会社、GMOフィナンシャルゲート株式会社は、福岡市地下鉄が発表した「天神・博多間1日フリーきっぷ」に「Visaのタッチ決済」を導入し、新たなきっぷ購入と乗車体験の実証実験を開始する。

きっぷ購入・乗降・周辺回遊を便利に

「天神・博多間1日フリーきっぷ」は、天神・中洲川端・呉服町・祇園・博多の5駅において1日乗り降り自由となるきっぷ。2021年4月16日~8月15日まで販売され、同実験も同期間で実施される見込みだ。

同きっぷは、ポスターにあるNFCタグやQRコードにスマートフォンをかざすとアクセスできるきっぷ購入サイトから、タッチ決済対応のVisaカードなどで決済して購入。きっぷを使う当日に、きっぷ購入サイトからきっぷをアクティベート化することで使えるようになる。

改札では、駅係員がいる改札窓口に設置している専用リーダーに、購入時に使用したタッチ決済対応のVisaカードもしくは販売サイトに表示されるQRコードをかざすと通過できる仕組みだ。

また、同きっぷには周辺施設での特典がついており、対象施設の読取端末に改札同様のカードかQRコードをかざせば特典を利用することができる。

同実験を通じ、新たなきっぷ販売と利用モデルの実現、Visaのタッチ決済の認知向上と課題検証、インバウンドなどを想定したストレスフリーな回遊を実現する乗車方法の確立などを目指すとのこと。

「Visaのタッチ決済」拡大中!

「Visaのタッチ決済」は、世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法。対応のリーダーにタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォンなどをかざすだけで、サインも暗証番号の入力も不要で、スピーディーかつ安心・安全に支払いが完了するのが特徴だ。

世界的には、すでにロンドンやシンガポール、ニューヨークの公共交通機関で利用可能。くわえて、世界約500の公共交通機関で導入プロジェクトが進んでいることから、今後さらに拡大していくものと見られている。

国内では、2020年7月に茨城交通株式会社が運行する高速バスへ、11月にWILLER TRAINS株式会社が運行する京都丹後鉄道へVisaタッチ決済が導入された。そして2021年春から年末の期間には、南海電鉄の一部の駅改札において「Visaタッチ決済」と「QRコード」を用いた出入場の実証実験を実施するようだ。ちなみに、京都丹後鉄道は2020年2月にMaaSアプリ「WILLER」によるQRコードのキャッシュレス決済を導入済み。

拡大する「Visaタッチ決済」と「QRコード」をあわせることで、より多くの人がストレスフリーに移動できるようになりそうだ。

PR TIMES(ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社)
PR TIMES(GMOインターネットグループ)
PR TIMES(三井住友カード株式会社)

(文・Higuchi)

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