EVユーザーと施設の双方にメリット
世界的な脱炭素化の流れのなか、日本でも自動車のEV化が加速している。しかし、充電インフラの整備は充分とはいえず、外出先で立ち往生するのではないかという不安がつきまとうようだ。そんななか始まったこのたびのサービスは、目的地でのEV充電をあらかじめ確約するというもの。これにより、外出スケジュールを立てやすくなったり、これまでの充電に関する不安をなくせたりするだろう。また、充電スタンドを設置する施設側にもメリットがある。やはり、期待されるのはEVユーザーの集客率向上。そのほか、事前予約であることから使用量の把握が可能になったり、車両移動などの業務負担が軽減できたりなどもメリットのひとつだろう。
今後は、施設の予約システムと連携する機能を実装予定とのこと。そして、「目的地充電」の予約ネットワークをエリア単位で広げ、施設はもとよりエリア全体の魅力向上を目指していく構えだ。
2つの充電スタンドを開発!
同社が開発しているEV用充電スタンドは、以前Techable(テッカブル)でも取り上げたが、改めて紹介しておこう。2020年7月に発売されたのが、低コストかつスリムボディを実現した充電スタンド「PLUGO BAR(プラゴバー)」。駐車場の車室後方に立てられる筐体で、LEDライトで赤や緑に光る近未来的な演出も魅力のひとつだ。また、設置環境における視覚ノイズを低減させるため、木目調などの外装バリエーションを自由に選択できる仕様となっている。
そして、視覚ノイズをさらに排除する設計で開発されたのが、2021年1月にコンセプトモデルを発表した車止め型の充電スタンド「PLUGO BLOCK(プラゴブロック)」。筐体のなかに充電スタンドに必要な機能をすべて格納し、コンパクトに仕上がっている。
これら2つの充電スタンドは予約Webアプリと連動し、「PLUGO BAR」では事前予約とチェックインが可能、「PLUGO BLOCK」ではそれにくわえチェックアウト、電気充電料金の決済、充電中の残充電時間表示、サービス提供者側からのメッセージ受信などが可能だ。ちなみに、どちらもクリエイティブディレクターの山崎晴太郎氏によるデザインとのこと。
PR TIMES
(文・Higuchi)