3Dアバターがブロックチェーン上のトークンに
メタバース(仮想空間)において、ユーザー自身の分身となる「アバター」。新型コロナウイルス流行の影響でさまざまなイベントのバーチャル化が進む最近では、アバターを活用して交流する機会も増えつつある。たとえばTechableでは、2021年3月に開催された「MusicVket 2」や、同4月末から開催予定の「MIKU LAND β mini YOSAKURA」を取り上げた。今回の「AvatarSystem(仮)」は、そうしたメタバースにおける3Dアバターを、ブロックチェーン上のトークンにするプラットフォームだ。
IP企業やクリエイターがアップロードした3Dアバターの権利は、所有者や著作権情報などが明確になった「NFT(ノンファンジブルトークン=非代替性トークン)」として管理。ユーザー間の売買も可能になり、メタバース上で独自の経済圏が築かれることを促す。
プラットフォーム「CryptoCards」「KARUTA」も手がける
2015年にブロックチェーン技術の専門企業として創業したコンセンサス・ベイスは、デジタルアセット流通プラットフォーム「CryptoCards」のベータ版を2018年にリリース。同プラットフォームは、トレーディングカードなどの知財を対象にしたものとなっている。同社はその後、ゲームアセットやトレーディングカードをNFTとして発行・管理できるプラットフォーム「KARUTA」も開発。こうしたプラットフォーム開発の知見が「AvatarSystem(仮)」の開発でも活用されたとのことだ。
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(文・早川あさひ)