大阪2エリアの6駅に登場
このたび大阪で開始される「LUUP」は、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス。現在は、小型電動アシスト自転車を借りられるサービスとして展開中だ。今回は、JR西日本と南海電鉄が管理する駅の空きスペースなどにポートを設置し、周辺住民などに新しい移動手段を提供するとともに、将来的なMaaSの実現や、より安全で住みやすい街づくりを目指していく。
ポートは、利用可能台数が70台と最大の大阪駅をはじめ、天王寺駅、森ノ宮駅南口・北口、南海なんば西口駐輪場など6駅に設置される。料金は初乗り10分110円でそれ以降は1分16.5円だ。
利用するには、街なかのポートにある自転車のQRコードを専用アプリで読み取り、アプリマップから返却するポートを予約してライドスタート。返却ポートに着いたら枠線内に駐車して自転車の鍵をかけ、写真を撮影・送信して決済を行うという流れ。
返却ポートはあとから変更することもできるが、追加料金150円を支払えばポート外に停車しライドを終了できる「ポート外停車」機能もある。ポート外に停車した自転車は、スタッフが回収するかほかのユーザーが利用するという仕組みだ。
電動キックボードも試験導入
「LUUP」で使用する自転車は小型設計で、自販機1台分ほどのスペースでポートを設置できるのが特徴。そのためか、2020年5月に都内の主要6エリアにてサービスを開始して以降半年でポート数は200箇所以上となり、高密度でのポート設置が実現している。将来的には同じポートにて電動キックボードや高齢者でも乗りやすい3~4輪の新しいモビリティを提供したいとのこと。そのため、小型電動アシスト自転車とほぼ同一サイズのLUUP電動キックボードも開発している。電動キックボードについては、公道での実証実験や近畿大学と連携した有償サービスの実証実験など、実用化に向けた取り組みを実施中。
そしてこのたびも、今後申請する新事業活動計画が、規制所管大臣の同意を得て主務大臣に認定されることを条件に実証実験として大阪に設置する同ポートに電動キックボードを導入するようだ。
Luupの取り組みについては、これまでTechable(テッカブル)でも何度も取り上げている。同社代表の岡井大輝氏へのインタビューもあるので、気になる方はぜひこちらへ。
PR TIMES