Beyondo Media Inc.（ビヨンドメディア）は、サッカーの試合をスマートに撮影・共有できるiPhone/iPad用ビデオアプリ「BEYONDO」（ビヨンド）をリリースした。同社によると、国内外のサッカーチーム・競技者・ファンが自分たちの試合を「まるでサッカー中継のように熱狂的エンターテイメントとして楽しめる」アプリだという。

タグ付けで動画をパーソナライズ

スポーツを真剣に取り組んだことがある読者ならご存知の通り、自らのプレイを撮影し分析することは現代ではスタンダードといえるだろう。しかしビヨンドメディアによると、多くの場合それらのビデオは見たい場面を探すための効率的な手段がなく、ハードディスクに眠らせていているだけとなっていることが少なくないという。同社は、ユーザーが撮影したサッカー試合の映像をまわりの選手・家族・身近なファンとも共に楽しむためのビデオプラットフォーム「BEYONDO」を開発した。

「BEYONDO」は、大容量のクラウドストレージを備えサッカー試合の撮影に特化したビデオアプリだ。その特徴は、ビデオ撮影をしながらタグ付けすることで、長時間の映像から素早く目的のシーンにアクセスできることだろう。タグはデフォルト設定のほかにカスタマイズも可能で、再生時には好みのスコアデザインやゴールアニメーションも演出できる。さらに、タグ情報やコメントも映像内に表示させることができるので、同社によると「まるでテレビ中継のようなハイライト映像も簡単に作ることができる」という。

単なるビデオ以上の価値を

これまでもスマートフォンなどで試合を撮影し保存することは可能だったが、ビヨンドメディアの狙いは「撮影したビデオにタグ情報を一緒に残すことにより、単なるビデオ以上の価値を持った大切なもの」にすることだ。

例えば、試合の映像でも視聴者によって見たいシーンや大切な場面は異なり、チーム戦術で特定のプレイだけを参照したい場合もあれば、選手自身が自分のプレイだけを振り返りたい場合もある。「BEYONDO」であれば、ユーザーそれぞれにパーソナライズされた試聴体験を提供できるというわけだ。同社担当者は、「私たちは日々撮影され続けている膨大な量のスポーツ映像に新たな価値を持たせることに挑戦していきます」と将来への抱負を語った。

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