シナリオ&機械学習による対話
同プロジェクトは、「新藤暁」のTwitterアカウント「@SKBK_official」をフォローし、「#束縛彼氏 」と「@SKBK_official」を付けてメッセージをツイートすると、「新藤暁」からユーザー宛に少しだけ束縛めいた返信が届くというもの。これは、ソニーが開発する「束縛AI対話システム」をベースに開発されたもので、キャラクターの個性を表現しつつ、ユーザーとの相互理解も深められるような会話を実現する。
「新藤暁」は、シナリオベースの対話と機械学習による対話を組みあわせ幅広い対話に対応可能。例えば、シナリオベースの対話では個性を際立たせるエモーショナルな言葉を送り、機械学習による対話ではユーザーの口語主体の言い回しや幅広い話題に応える言葉を送ることができるという。
なお、事前に機会学習した大規模な対話データに、表現したいセリフを追加学習することもでき、キャラクターの個性を反映した対話を効率的に生成することが可能なようだ。
ユーザーとの相互理解を深める機能
また、AIキャラクターとユーザーのコミュニケーションを活性化させるであろう相互理解を実現すべく、ユーザーの趣味嗜好などの情報やユーザーとの会話を記憶し、対話に応用する機能も実装。この機能は、同プロジェクトにおいて条件を満たした一部のユーザーで試験的に発動するようだ。このたび「束縛彼氏」として登場した「新藤暁」は、都内の大病院に勤める29歳の小児科医。最近、気分転換をかねてTwitterを始めたらしい。彼は自分のリズムで生活しているようで、ユーザーからのツイートにすぐに返信できないこともあるという。
PR TIMES