しかし、新型コロナウイルスの影響により開幕時の観客は上限10,000人ということになった。そんななか、リニューアルしたメットライフドームをより多くのファンに安心して楽しんでもらおうと両社が企画したのがVRで再現した施設を自由に散策できる「LIONS VIRTUAL STADIUM」をはじめとする3つのサービスだ。
リアルでは行けない場所も散策
「LIONS VIRTUAL STADIUM」は、VR上に再現されたメットライフドームをスマートフォンやパソコンなどから自由に散策できるサービス。同サービスでは、今回の改修で新設されたものの、新型コロナの影響で当面稼働を見合わせることになっている「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」のなかを閲覧できるという。
また、ラウンジの壁に飾られている日本一のチャンピオンフラッグやユニフォームをタップすると、優勝を決めた試合の写真やライオンズOBの記録なども見ることが可能とのこと。
同ラウンジのほか、新設された座席「アメリカン・エキスプレス・プレミアムエキサイト シート」や、普段立ち入ることが難しい「3塁側ライオンズベンチ」および「マウンド付近」などにも自由に出入りすることができるようだ。
混雑状況・換気状況を配信
「LIONS VIRTUAL STADIUM」と同時に展開されるのは、埼玉西武ライオンズ公式アプリを通じた施設の混雑状況・換気状況を確認できるサービス。混雑状況の確認サービスは、飲食売店やグッズショップなどの入口付近を撮影したデータを同アプリにリアルタイムに配信するというもの。これは、昨年に引き続き実施するものだが、データ取得に活用しているNTT Comの「coomonita (コーモニタ)」を増設し、確認可能なエリアを拡大して実施する。
換気状況の確認サービスは、株式会社ルグランが開発した「seeO2now(シーオーツーナウ)」を活用し、ショップやレストラン内の二酸化炭素濃度の測定値を同アプリにリアルタイムに表示するというもの。なお、「seeO2now」は、施設側に対し必要なタイミングで換気を促すこともできるようだ。
NTT Comとのパートナーシップ契約により、本格的に動き出したメットライフドームのスマートスタジアム化に今後も注目していきたい。
PR TIMES