両社は、2019年4月よりアプリでの配車や決済といったタクシー産業のDXを推進してきた。そして「Canvas」を通じ、モビリティ産業の新たな価値を見出していく。
AGCの「グラシーン」を搭載
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「グラシーン」により、広告を投影していないときは透明な窓ガラスだが、投影時にはクリアな広告を映し出すという。なお、車窓モビリティサイネージサービスにおける「グラシーン」導入は日本初とのこと。
同サービス開始に先がけ、広告主・広告代理店向けの「Canvas」媒体および広告メニュー説明会が開かれる。2021年3月31日16:00~17:00にオンライン・オフライン(ベクトルスタジオ)同時開催となるようだ。
位置情報などとの連携も視野に
「Canvas」は、まず都内を走行する100台のJPN TAXI車両で運用を開始する。その後段階的に対象車両を増加し、S.RIDE加盟のタクシー事業社が保有するJPN TAXIすべてに搭載していく見込み。将来的には、タクシー配車アプリ「S.RIDE」で取得した位置情報などのデータと連携し、ロケーションや時間帯に最適化した広告やそのほかの情報を表示できるよう開発を進めていく構えだ。
2021年1月に、同サービスとよく似た「CarWindow」のβ版がリリースされている。こちらも、車などの窓をスクリーンとして広告を映すというもの。広告を映すタイミングや効果算出など多少の違いはあるが、いずれもこれまでにない斬新なプロモーションを展開する新たなツールとなるのではないだろうか。
PR TIMES