AIが安全確認したり、感情表現するフォークリフト
特設サイトでは、三菱ロジネクストが開発した最新鋭の物流機器が紹介されている。例えば、倉庫内の壁に貼った反射板を走査して自律走行する「レーザー誘導方式無人フォークリフト」 や、一度教え込んだ道筋に沿って自動で床掃除する「ロボット型床洗浄機 スクラバー T7AMR」などだ。中でも興味深いのは、現在開発中の新コンセプト機「SynX-Vehicle」だろう。この無人フォークリフト、ニュースリリースによれば、パレット幅と同じスリムな車体で素早く動けるだけでなく、「パネル面にて表情・感情を表現し、交差点で道を譲るなど周囲の作業者とコミュニケーションを」取れるとのこと。
また、人が乗る大型フォークリフトに取り付けて、前後確認をAIにもやらせる「AI 人検知システム」はすでに開発を終え、近日中に発売される予定だそう。
人と技術の総和を目指すコンセプト
三菱重工グループは、このようなロボット化を進めた物流機器に力を入れているが、そこには1つの思想がある。同社が「ΣSynX(シグマシンクス)」と呼んでいるコンセプトだ。自律化・知能化された機器そのものを開発するだけでなく、それらを効率的に差配する群制御までを含めて考える。そして、人と機械が協調して働くことを重視する。この2点で、「ΣSynX(シグマシンクス)」は、時代を先取りしていると言っていい。
3月9日から開設されている特設サイトは招待制。招待してもらう方法は特に発表されていないのだが、三菱ロジネクストのニュースリリースに問い合わせ先が記載されているので、興味ある人は申し込んでみてはどうだろう。
PR TIMES
三菱ロジネクスト プレスリリース